(15)Yさん  事件は4年前。

 町長をしていた夫が、産業廃棄物処理場の建設をめぐるトラブルから二人組の男にバットでめった打ちにされた。 命は取り留めたが、2年はリハビリ。 犯人は捕まっていない。
 盗聴犯は捕まったが、右翼の一員を名乗っており、脅迫ではひどいことを言われている。
 今も夫は町長を続けているが、SPにずっと守ってもらっている生活。 妻である私も、つねに命を狙われている恐怖と共に暮らしている。
 以前は警察も「何かあったら言って下さい」というだけだったのに、今は(おそらくはこの「被害者の会」の活動のおかげで)変わってきた。 いろいろ対応してくれる。
 加害者の出所情報の開示をどうかお願いしたい。

Yさんも、「被害者の生活がいかに大変か」を強調された。

 ・・・・・裁判所・警察といった社会システムに被害者が傷つけられる、そういう「ムダな傷つき」がないように・・・・・。
 「他の被害者の皆さんが勇気を持って、血を吐くような想いで語っている姿に励まされてきました」




以上、被害当事者の発表。