(8)沖縄の I さん 事件は1996年6月21日

被害者のお父様が登壇。

 15歳の娘が、定職のない2人組の男に拉致され、暴行・殺害された。 遺体は山中に遺棄された。
 求刑は死刑、一審・二審とも無期懲役
 裁判中、裁判官は「死刑廃止は国際的な流れ」と発言したが、事件と関係ない。 法治国家の裁判官が言うべきことか? 判決理由も、死刑回避のご託を並べているだけだった。

「うちの娘は殺されるために生まれてきたわけじゃありません」

聞いているこちらも胸が詰まる。

 殺人者に人権はない。 ちゃんと死刑にして欲しい。
 「完全終身刑」を実現して欲しい。 「生涯をかけてつぐなう」はずの無期懲役なのに、十数年で出所してしまう。
 裁判は、被害者側の「非公開にして欲しい」という願いを聞き入れるべきではないか。 特にうちのような事例では公開は耐え難い。
 娘は、白骨で運び出されるところをTVに映されてしまった。 家族としては断腸の思い。 配慮してほしい。
 犯人は社会から隔離されて養ってもらえるが、被害者遺族は自力で生きて行かねばならない。 その現実を分かってほしい。
 被害者への補償金は、犯人に支払い能力がないと泣き寝入りするしかない。 → 公的機関が肩代わりしてくれないか。



今、沖縄で、『花』という、子供たちを守る会を始めておられるそうだ。