2003-09-24から1日間の記事一覧

フィールド

自分の言葉を社会的緊張の中に晒して、いくつかの対話を得て、はじめて「勉強したい」という気持ちになる。そういう状態になって初めて、自分の言葉が貧困であることを痛感する。まともで刺激的なレスポンスを得られないときには、言葉も意欲も沈黙する。

恐すぎて

あまり触れられないが、実は名古屋の立てこもり事件は事情を知れば知るほど恐ろしい。「お金」で追い詰められるということ。自分のミッションに早くに気付いた者は幸いなるかな。 気付かない間はこの世に課題があるとは思えない。死んでもいいような気がして…

情報提供と批評的態度

id:hikilink:20030924に、大事な問題提起が為されている。 彼のHPは引きこもり支援に関する情報サイトになっているのだが、データベースとしてただ単に情報を無機的にズラズラと並べていては、良いも悪いもいっしょくたになってしまう。「どの団体がいいか」…

怒りの文体

僕がずっと懸念しているのは、ひきこもりの人たちが持っている<怒り>の感情に何らかの社会的文体を与えることはできないだろうか、ということだ。「社会的文体」などというと小難しいが、要するに「自分の部屋で感情を暴発させる」のではなく、何か社会的…

欲望の文体

id:hazuma:20030924を見ると、なにやら難解な技術論と、大下さなえさんという詩人の方のイベント情報がある。リンクをたどってみたが、技術論も、詩の世界も、僕にはまったく異質の世界で、とくにそこにどんな欲望が生きられているのかがまるで見えてこない…

たびたび書くが、はてなダイアリーを見て回っていると、オタクの人たち(と括ってしまっていいのか分からないが)の豊かさには唖然とさせられる。一方、ひきこもりの人たちの「貧しさ」に、いつも僕は辟易としている。 昨日の斎藤環さんの番組(人間講座)で…