当事者うんぬんの話では、《被害/加害》だけでなく、《功績/加担責任》の軸が要る。

今は当事者といえば被害者ポジションの奪い合いばかりで、誰も「当事者としての責任」を取ろうとしない。しかし日本語の "当事者" には「加担責任」の意味もあるはずだ。*1

《被害/加害》だけでは、「この人が引き受けた」の評価軸がない。しかし当事者的であることには、「成果を出す」という労働のニュアンスがあるはずだ。実際に「取り組んだ」、その意味での当事者性においての功罪を検討しなければ、公正な評価環境にならない。



*1:「お前、なんで当事者意識ないの?」とか。