「引きこもり:イタリアでも急増 日本を例に有力紙が特集」(毎日新聞)

 【ローマ藤原章生】 イタリアの有力紙「コリエレ・デラ・セラ」が同国で目立つ「引きこもり」を特集した。相談に来る親が急増しているという精神科医らの証言を基に、原因を探っている。
 記事(11日付)は「イタリアの引きこもり(hikikomori)、東京のよう、何年も孤立する少年たち」と題され、社会面に大きく掲載された。刀を持った日本人の少年が乱雑な部屋でくつろぐ姿をイメージ写真として使っている*1
 ミラノ発の記事で、「昼は寝て、夜に冷蔵庫をあさり、インターネットと漫画だけの生活」、「過去半年、親に話したのは『ほっといてくれ』の一言」と約10人の事例を紹介。相談を受ける複数の精神科医が「100万人を数える日本ほどではないが、外のひどい世界から逃れ、閉じこもる子が多い」、「頭が良く創造性があるが内向的な10代に多い」と特徴をまとめている。著名な精神分析医が「私が知る事例では、過去2年で5倍に増えた」とその広がりを強調する。



韓国の「외톨이(ウェトリ、ひとりぼっち)」に続いて(参照)、イタリアで問題化。*2


*1:【上山注】: ネット上には、ずばりの写真がありました。 顔があまりに鮮明に写っているのでリンクを控えますが、取材を受けた方でしょうか…。

*2:イギリスBBCが「hikikomori」を特集した際にも(参照)、「うちと同じだ」という視聴者の声が多数寄せられたとのこと。