分析こそ排除される

政治性が機能しない現場では、正当な問題提起はすべて《傲慢さ》で処理される。
アカデミズムと在野業界の敵対はずっと続いているのに、それをあからさまに分析しようとすると、「そんな問題は存在しない」とされる。 にこやかな挨拶が交わされ、お互いの冷笑的な平行関係が維持される。 わざわざ問題を指摘した人間は、「お前がいるからトラブルになる」と言われる。 状況そのものに問題がひそんでいるのではなく、「お前さえいなければ問題はないんだ」。
言葉を使って問題を描き出そうとすればするほど、その活動を潰そうとする人が増える。 努力そのものを、「傲慢さ」「自意識過剰」で処理される。