「研究者の資質とは何か」(河野勝氏)

 よく、研究者に適した資質って何ですか、と学生たちに聞かれる。 ボクはそれがすべてとはけっして思わないけど、ひとつの重要な資質は、まちがいなく、孤独に耐えられることだと思う。

ひきこもってる人は、孤立はしているが、孤独には弱いと思う。
むしろそこを課題にしてはどうだろう。
社会性 = トラブル耐性 = 孤独に耐える能力

    • 追記: これは、私が自他の問題をそのように整理してみた、ということなのですが、すぐに思いつくのが、「問題を個人の責任に還元するのか?」という疑問です。 そもそも、「孤独に耐える力」や「トラブル耐性」は、孤立しすぎた人間では弱くなりがち。 ▼「孤独に耐える力」を課題として設定することは、必ずしも責任を個人に還元することではないと考えます。――最初は自覚していませんでしたが、ここで私は、新しい論点を招き入れてしまったかもしれない。】