「ひきこもり」との関係における功罪いくつか

  • 言説環境の変化
    • かつてのひきこもり業界においては、労働規範を強要する「説教」があまりに有害であるため、そもそも「就労」を話題にすること自体がタブー視されていた。しかし「ニート」の流行により、就労をも視野に入れた議論の雰囲気が当たり前になった。▼もちろん、「単なる労働規範の再強化」にも機能したが・・・
  • 誤解・忘却・あるいは・・・
    • ニート」の流通は、忘却の危機にあった「ひきこもり」を救済したようにも見えるが、軽い印象の流布によって、かえって誤解や忘却が進んでしまった。【ひきこもり業界としては、誤解と忘却を進めながらしか予算が組まれない、というジレンマがある。】 ▼しかしいっぽう、「軽いからこそいい」という現場支援者の意見もある。