「寺山修司&谷川俊太郎 ビデオレター 1982〜1983」

寺山修司から谷川俊太郎

しかし
“意味”と“無意味”とが
きっぱり区別できない時代に生きているからこそ
ぼくたちは言葉にこだわって生きているのではないだろうか
ぼくにはどうも生きるってことは“意味”でも“無意味”でもなく“意味ありげ”なことなんだ、っていう気がするんです。
“意味ありげ”なこと
体はこの“意味ありげ”なことに遅れていく