2006-11-07から1日間の記事一覧

役に立つ説明のリンク集(随時追加)

「ベック, ギデンズ, ラッシュ “再帰的近代化”」(LJUさん) 「制度的再帰性」(安川一氏)

二種類の再帰性と、その二重化(宮台真司)

■「『文庫増補版・サブカルチャー神話解体』 あとがき」 再帰性(reflexivity)概念には、社会学に限定すれば、社会システムに準拠したルーマン的用法と、人格システムに準拠したギデンズ的用法とがある。説明しておこう。 ■ルーマンの用法は、ベイトソン(G…

『バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』 p.83

宮台真司氏のインタビューにつけられた注より。 段落分けと強調は引用者。 再帰性とは、選択前提(であるがゆえに通常は選択対象にならないもの)が選択対象に繰り込まれた状態。 近代社会では「手つかずの自然」は再帰的である。 文化を前提づける自然とい…

「まともに生きようとするからうまく生きられないのか…」(宮台真司)

■「覚醒回避の没入・がもたらす無意味さへの覚醒・がもたらす覚醒回避の没入・…」という高速振動。 或いは「無意味を覆い隠すための祭り・がもたらす無意味さを覆い隠すための祭り・…」という高速振動。 かかる振動の背後にあるのが「終わりなき再帰性」だ。…

「再帰性」という永久機関への同一化

【2007-06-11追記】: この11月7日のエントリーは、あくまで勉強用の資料として見ていただくほうがいいと考え、ここにあった(私自身の意見を含んだ)メモは、別の場所に移動しました。

「終わりなき再帰性」と、アイロニズム

『日常・共同体・アイロニー 自己決定の本質と限界』 p.275-6 宮台真司氏の発言 未規定なものを前にすると足がすくむというのは、私にいわせれば「幼稚園児の思考」です。 規定可能なものを徹底的に思考しつくした人間は、それゆえにこそ未規定なものに開か…

「ベック・再帰性・再帰的近代化」

id:iDES さんによる引用。 執筆は川野英二氏。 科学はみずからの生みだしたリスクを対象とし、さらにはみずからの存立基盤そのものも間い直すことを迫られる。 自己の生みだしたものに直面し、それに対応せざるをえなくなることをベックは「再帰性(Reflexiv…

再帰性について、酒井泰斗(contractio)氏

http://d.hatena.ne.jp/contractio/20070107/1168107956 「再帰」といえば、まずは数学用語(recursion / recurrence)だし、こういう用法↓のことを思い浮かべますよね: ある対象 x の定義に x 自身を使用することを再帰といい、そのような定義を再帰的定義…

再帰性 reflexivity(英) (ギデンズ、社会学)

『日常・共同体・アイロニー 自己決定の本質と限界』 p.45-6 傍注より アンソニー・ギデンズは「諸個人がみずからの行為に関する情報を、その行為の根拠について検討・評価し直すための材料として活用すること」を「再帰性」と呼び、これの諸個人への浸透を…