傷つく支援者

支援関係者のある方から伺ったのだが、「傷つかない支援者からは、相談者は離れてゆく」。固定的で硬直した役割意識に自分を埋没させることのできる支援者は傷つかないが、支援関係そのものが無内容になる。自分を開いた試行錯誤を試みる支援者は、柔軟な関係性を目指すことができるが、支援者自身がズタズタに傷つき、長期継続的な支援ができない。お互いにベタに語っているだけでは、このジレンマから絶対に抜けられない。ここにおいても、「メタに語る」必要性があるのではないか。