「理想像ではなく自分の足元を」――採用基準としての「人柄」?

ひきこもりやニート状態の経験者が、就職活動時の履歴書提出において必ず悩まされる「履歴の空白」について。

斎藤:「岩田さんと上山さんはどうアドバイスされますか?」

岩田氏は、ご自分の体験について話されていたと思う。(すみません、これも失念・・・)
次に私に振られたのだが、私は自分では答えず、そのまま右を向いて玄田氏に意見を求めた:「どうすればいいでしょう?」

上山:「いや、アドバイスも何も、自分の問題なので・・・」
玄田:「『企業は即戦力を求めている』とかいうのは嘘で、企業は『“いい奴”は採りたい』と思っている。履歴書は基本的に正直に書けばいい。ただ、自分がその企業に『どうして応募したのか』については、徹底的に書くべきだ」
上山:「『採用される人物像』について、(資格やスキルが凄いなど)なんだか『雲の上の人』というイメージが強烈にあるのですが、むしろ『自分の足元を見ろ』ということでしょうか。」

このあたりのやり取りも、私が玄田さんの説明に「ホントですか?・・・」というような不信感に満ちた態度(沈黙)を示したからか、客席からは笑いが漏れていた。
それに対して

玄田:「誰も読んでくれない『ジョブ・クリエイション』という本があるんだけど*1、それの第8章を読んでください。『人を育てる企業が生き残る*2』と書いてます!」




*1:すみません、未読です・・・。

*2:いや、「元気がいい」だったか「雇用を作る」だったか。とにかく肯定的な評価の言葉でした。