質問者4名中*1、3名が「オレンジの会」の親御さん。
ご両親たちからの質問は、「施設まで行けない当事者はどうすればいいのか」という一点に集中した。
言葉の端々から、行政サイドの呑気な認識への激しい苛立ちが感じられ、会場に不穏な緊張が走る。
浜口氏の次の返答は印象的だった。(大意)
実は今回「オレンジの会」にお邪魔することに関し、センターのほうでは「ひきこもりに対応できる態勢が整っていないのだから、参加しないほうがいい」という意見もあったのです。 私としては、チャレンジするような気持ちで来たんですね。
今年の1〜3月に「しごとふれあい広場・アメリカ村」(名前が違うだけで「ヤングジョブスポット」と同枠組織)でアテンダントをしていた私から見ても、この発言はリアル。 誠実なお返事だと思う。
宇根氏の返答の細部は忘れたが、「施設までたどり着くことができない」という事情がどれほど深刻なものか、やはり伝わっていないように感じた。