2005-12-19から1日間の記事一覧

核心部分――《自発性》と《交渉》

《自発性》をめぐる攻防に、教育・医療・労働などの、すべての掛け金があると思う。これは、はっきり政治的な問題だ。 自発性をめぐる意見のあり方に、その者の思想が端的に表れる。 ▼ひきこもり周辺で交わされている議論は、歴史的にはどのような位置づけに…

「就労しない自由」

講演の質問時間に、学校教員になることを志望している学生から、「ニート増加などが言われているが、教師としてどうすればよいか」という趣旨の質問があった。それへの斎藤環氏の返答。(大意) 「人間は就労しない自由もある」ことを、教育現場で伝える必要…

斎藤環氏の講演より(情報ピックアップ)

私のメモに基づくもので、もちろん発言者校閲はないし、文脈によって意味も変わってしまうので注意。【黒太字の「カギ括弧内」が斎藤氏の発言】 斎藤氏がブリーフ・セラピー(短期療法)*1を紹介していたのは意外。 「ひきこもりは、家族対応が50%以上。…

和歌山県田辺市――先駆的モデルケース?

17日が斎藤環氏の講演、夜に打ち上げ的な食事会。 18日は自助会と親の会にゲストとして参加。 両日とも、自分の原点を見つめなおすような時間(特に18日)。 ▼相談窓口担当の目良宣子氏をはじめ、「ひきこもり検討委員会」*1の皆さんの雰囲気が非常に印象的…

 原点と、《交渉》の自由