あまり言うと、また「左翼だ」とか安易なレッテル貼られそうですが・・・。
- マルクスは、「①自分という労働力商品を自由に売りさばける ②あらゆる労働条件から切り離されている」という「2重の自由」に陥ったプロレタリアを≪絶対的貧困≫という言葉で形容していたと思う。つまり「外部に追いやられた存在」とその「再内部化」のダイナミズムに希望を見出していたということか。
- 引きこもり当事者は親に扶養されているので、餓死の段階はともかく現在の経済事情としてはまさか「プロレタリア」と比較はできないのですが、当事者の主観事情を説明するのに、「絶対的貧困」というマルクスの言葉はとても魅力的に見えます。
- 外界の条件としての「主体的労働力と客体的労働条件の分離」*1が内面化された、と考えるのはあまりにもお決まりの発想?*2
- 「じゃあなぜ日本に突出して多いか?」となりますが・・・・。