私はどうしても「欲望」や「言語訓練」という路線を考えてしまいます。

「欲望」というのは、本人の内発的な勤勉さが生まれ得るかどうか(内発性が外界との接点を持てなかった場合、究極は餓死にいたる)。「言語訓練」は、マニュアルを習熟することであったり、詩を朗読することであったり、作品を作ることであったり、文字通りの職業訓練であったり、怒りや欲望を活性化させて社会との接点を作る「論争参加」であったり、つまり――「本人なりの自分の道」を自己にインストールする作業だと思うのです。