2005-10-27から1日間の記事一覧

「労働」

あるかたが、僕のこのブログこそが「労働」なのだ、と言ってくれた。 金銭的対価は発生しないが「労働」なのだ、と。 いっぽう、収入にはなるが「労働」ではなく「犠牲」でしかないような労役もある、と。 半分納得してうれしく、半分疑問が残る(社会の多く…

箴言:スーザン・ソンタグ

本屋でメモ。出展はわすれた。*1 Comfort isolates. 安寧は人を孤立化させる 「日常的安寧は」だろうか。 震災時の非日常空間のあの信じられないほど《自由》な感じは、たしかに危機意識と結びついていたか。「ひきこもりと言っても甘えているだけで、要する…

「特異な目撃者」

小林秀雄がどこかで、「芸術家とは、みんなが忘れていることに気がつく人間だ」みたいなことを言ってた。 理論家は、特異な目撃者とは言えまいか。 その報告がひょっとしたら人を楽にするかもしれない。

奥山貴宏『33歳ガン漂流ラスト・イグジット』

4月、『ヴァニシングポイント』という自伝的小説を出版した数日後に亡くなったという。 文章にすべてを賭けるという本人の熱さと、母親の記す「最後の日」の素っ気なさと。 死を視界に入れながら取り組み考えること。

労働への参入と拒否――家事労働

どのような場所にあっても女がいて、女が移動をしながら再生産をしている。 (中略) 移民をめぐって活力ある議論を展開したのは、イタリアのマルクス主義者のひとり、マリアローザ・ダラ・コスタである。翻訳されている数少ない著書のなかでもとくに『家事…

着想

個人的にかなりしんどい体験と、あるかたとの対話を通じて一つの着想を得、それに関連して勉強を続けている。それが実を結ぶかどうかまだわからない(ので、詳細は明かさずにもう少し進めてみる)。 これからこのブログには、自分の文章を出すというより、勉…