2004-11-19から1日間の記事一覧

排除された人間が生き延びようとするときに発生する、きしみやトラブル。

何を考えればいいか。

内部化の戦略メモ

「社会的排除」防止の努力は、誰のために為されるのか。 ●(1) 排除された人たち ●(2) 活動家本人 ●(3) 既得権益(被包摂)層 活動家は、被排除層のための利益を実現するためには、既得権益層に訴える必要もある。 その際には「セキュリティ意識の亢…

「ネオコン的マッチポンプ」

アメリカが強硬な措置をとれば、「政治的怨念」の火に油が注がれ、国際テロが起こるでしょう。そうすれば、セキュリティ不安が惹起されますが、このセキュリティ不安を、アメリカ一極集中型の情報管理行政を徹底させようとか、それに関わるアーキテクチャー…

「怠慢というテロ」?

ネオコンの政策的主張とは、一口にいえば、「社会政策的な遂行」よりも「法的意志の貫徹」*1を圧倒的に優先させるネオリベ的な内政図式を、国外にも投射したものです。ここに、ネオコンの大きな特徴があるんですね。イギリスやアメリカの中東政策史が蓄積し…

「不透明な弱者」と「怠け者」

ここ以下の引用は、すべて宮台真司氏 「粗野で乱暴なだけがネオコンじゃない」 からです。 不透明な「脱社会的」弱者 かつて「食うための犯罪」がもっぱらだった時代には、犯罪に手を染める少年たちは「見るからに弱者」であり、「社会政策的措置の遂行」に…

内面と客観条件の交点

「格差」「階層」というとふつう経済(構造)問題だが、山田昌弘氏の≪希望格差≫は、「主観要因+客観事態」という言い方になっている。 → 玄田氏「ニート」論の困難さ・難解さと重なる。 「社会的排除」に関し、内面要因と客観的条件の共犯関係が問われてい…

 構造的排除か、怠慢原理主義か

『ニート―フリーターでもなく失業者でもなく』を再読し、『中央公論』12月号の山田昌弘氏の論考 「希望格差社会の到来 ―― 努力が報われる人、報われない人」 を読んで、ちょっとだけ整理できたような。 例によって思考メモです。