2004-05-29から1日間の記事一覧

大局観と局地戦

雑誌『諸君!』6月号の斎藤環さんの発言については、僕も chiki さんと同種の危惧を感じました。(でもこの件については、ご本人に何も確認していません。) 彼の立場・戦略については、『ひきこもり文化論』ISBN:4314009543 の冒頭でご本人が詳しく論じて…

「シニシズムの中で、フェティッシュをさがす」

上の段落まで書き上げ、さて chiki さん(id:seijotcp)の昨日のエントリーについて書こう、とあらためてサイトにお邪魔したら、新しいエントリーで引きこもりを「物語なき状態で、フェティッシュの発露をなかなか見出せない主体」と正確に描き*1、 フェティ…

不自由で強迫的な「観念的硬直性」

id:Ririka さんからの問題提起の(2)、「本当の愛」について、昨日少しだけ触れました。で、それの続き、というか本編を書こうと思い(もう内容は決めてました)、参考までに世間でどんな言説が流通しているのか見ておこうと思って、「本物の愛」「本当の…

「使える概念」のふりわけ

昨日の≪対象a≫についての議論は、「現時点での僕の理解メモ」ということで。僕としては(その議論が持つ)苦痛緩和上の意義にしか興味がなくて、だから「単独性」を考える上で参照してみたわけです(僕は「単独性」について考えることには苦痛緩和上の意義が…

 「大局観」は可能か。

こんにちは。25日のコメント欄で、当ブログのタイトル『Freezing Point』を変えるようご提案がありました。代替案としては、id:aimee の『籠屋本舗』(こもりやほんぽ)など面白いと思うのですが、オフラインで何人かに尋ねたところ、不評でした(笑)。ダメ…