静かさ

 極端な静寂を唯物論的に扱うことができるようになると、声が元気になる

独りでいると、かえって静かにならない*1

理念に固定された実在はうるさい。
メタ的であるとは、自分の静寂を得て動きを生み出すこと。
静かさが、すでに関係のさなかにある。



*1:静寂を聞きとりたくて独りになる。 とはいえ単なる孤立は、かえって意識を “騒音” で満たす。 作品の助けを借り、静寂をつくりだす。 受け身と能動がまざりあう(静寂は、単に「音がないこと」ではない)。 存在が、黙りこんだ素材で出来ていることを思い出す。 対象の沈黙に気づくと、自分の内側が動き出す。