極端な静寂を唯物論的に扱うことができるようになると、声が元気になる
独りでいると、かえって静かにならない*1。
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- メルロ=ポンティ
- 『天人五衰―豊饒の海・第四巻 (新潮文庫)』末尾
- 『2001年宇宙の旅 [Blu-ray]』 キューブリック
- 『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]』 押井守
- J.L.ゴダール
- 巨大すぎる星や銀河の映像
- ハイデガー
理念に固定された実在はうるさい。
メタ的であるとは、自分の静寂を得て動きを生み出すこと。
静かさが、すでに関係のさなかにある。
*1:静寂を聞きとりたくて独りになる。 とはいえ単なる孤立は、かえって意識を “騒音” で満たす。 作品の助けを借り、静寂をつくりだす。 受け身と能動がまざりあう(静寂は、単に「音がないこと」ではない)。 存在が、黙りこんだ素材で出来ていることを思い出す。 対象の沈黙に気づくと、自分の内側が動き出す。