問題への愛

「甘えているだけだから、自衛隊に入れろ」云々の粗暴なひきこもり論について、
かつて斎藤環氏が、講演会でこう語っていた(大意)。

 ひきこもりというのは愛の話なんだから、(この問題に)愛のない人は放っといてほしい。

心から同意する。
じつはひきこもりというのは危険な話題で、
語ろうとする者は、その者自身の愛の事情をさらけ出すことになる。
事後的な分析」は、そういう恐い話でもある。