2005-01-20から1日間の記事一覧

「俺だってカネがあれば引きこもっているのに」?

「ヒロシです。引きこもるほどのお金がありません!*1」(BGM) ひきこもりにおいて決定的な焦点は、「仕事をするかどうか」ということより、「人間関係が完全になくなる」ことにある。 「仕事をしないでも生きていける環境が欲しい」というだけのことを言う…

メモ

三脇康生氏からいただいた本を眺めていたのだが、≪制度論的精神療法≫*1という議論ジャンルがあるらしい。 まだよく分からないが、メモ的にクリップしておく。 フェリックス・ガタリが≪制度論的精神療法≫の実践現場としたラボルド精神病院 『精神の管理社会を…

優先させるべきは「≪プロジェクト≫への帰属」

人は不可避的に何らかの制度に帰属するが、制度への帰属を優先させるべきではなく、≪プロジェクト≫への帰属を優先させるべき。たとえば教授や大学院生、精神科医、患者などは、制度上の肩書き(属性)であるが、≪プロジェクト≫を共有することにおいては、横…

政治――「メタ」と「ベタ」*4

メタ・レベル*1とベタ・レベル*2があるとして、「メタの政治」と「ベタの政治」、それに「≪メタ−ベタ≫間の政治」がある。 *1:観察者的立ち位置 *2:正しかったり間違ったりする実際のプレイヤー・レベル。オブジェクト・レベル。

「発言者」が保つべき、「発言内容」への距離

「マルクス本人はマルクス主義者ではない」「ラカン本人はラカニアンではない」といった言い方は、「固有名を冠された主義主張やその発言内容に対し、発言者本人は他者性を維持する」というぐらいの意味だと思う。 しかしこれは、それ自体としては、発言者の…

「逆向きの権威化」と、あまりに特徴的に繰り返される自己矛盾

こちらに記した「マイノリティ同士の深刻度競争(不幸自慢)」だが、客観的条件に関するものだけでなく、主観的にもあり得るらしい(「絶望自慢」)。 「より深く絶望し、何もしない者」こそが偉い、と。 「希望を持つ」人間はファシスト呼ばわりされるとい…

 「権威化のベクトル」ほか、重要論点いくつか

18−19日、仁愛大学の三脇康生氏*1のお招きで福井県までお邪魔してきたのだが、その際にご一緒した田中茂樹氏や、とりわけ三脇康生氏との会話から、極めて刺激的な示唆を得た。 継続中のキャンペーンにも関連するので、簡単にメモしておきたい。 【以下、説明…