2004-06-17から1日間の記事一覧

積み残し

……というわけで、「私」と「公」の関係は、「ひきこもり」というテーマに内在的であると思うのですが。 実はこの「公私」のテーマ、拙著の中では最も「うまく語れなかった」部分だと思っているのです。 「いちばんうまく語れなかったが、でもひょっとすると…

「公と私」

宮台真司氏の『憲法対論』、魅力的ながら読み進むのにとても難儀しているのですが、ひとまず「公私接続の論理」を問いの機軸として、読む努力をしてみようと思います。 でも、「ひきこもり支援」について論じるのに、「公私」の話なんて必要なんでしょうか。…

「法や制度」と、「慣習や世間」

最近、憲法を調べてらっしゃる id:matuwa さんからは、具体的な論点とともに、「公私の区別は、憲法が決めている部分もある」というご指摘をいただきました。なるほど。 ええと、まだよくわかっていないのですが、「法律」というのは「国が国民を縛る」もの…

 「公私混同」のディテール

昨日はコメント欄にて、「世間」や「憲法」についてのご教示をいただきました*1。 いずれも、すでにアカデミックな議論が大量に積み重ねられているのだと思います。 論点の取捨選択が難しいところですが、「ひきこもり」というテーマ設定との関係において、…