兵庫県立美術館にジャコメッティ展をみにゆく。

展示については「彫刻のなかではいちばん好みかなぁ」という程度で、それより
これまで自分の自意識の面倒を見てきたやり方がもう通用しなくなっていることを認めざるを得なくなった。 歩いていて倒れそうになって立ち止まり、コンビニに入るが過食したくなり考えただけで吐きそうになってそのまま出てきて、そんな時間がえんえん続く。
時をかける少女』の感想をあんなふうに書いたのは、おびえから来る怠慢だった。 新しい感覚が恐くて、古い形式を踏襲してしまった。