「良師とは」

隆慶一郎の「時代小説の愉しみ (講談社文庫)」を読んでいたら、小林秀雄辰野隆の最終講義に弟子代表としてあいさつするくだりがあり、ソクラテスの言葉を引用し「真の良師とは弟子に何物かを教えるものではない、弟子をして弟子自身にめぐり会わせる者である」と。