口頭発言が記事になること

7月24日、広島で講演させていただいた*1のですが(「もみじの会」のお招きです)*2、以下の画像は、それを伝える中國新聞(7月30日)の記事です。
新聞の記事は、掲載前に発言者がチェックすることができません。ですのでいつもヒヤヒヤするのですが、今回は扱いの大きさもさることながら*3、発言趣旨のディテールが汲み取られていることに驚きました。
しかし・・・・・、どうしても違和感が残ります。
この違和感の責任は、おそらく記者の方だけでなく、発言者の私にもあります。情報の整理がうまくいっておらず、論旨が不鮮明だったり、理解しにくい説明をしていたり。情報の送り手と受け手の棲んでいる文脈の違いも、もちろん影響していると思います。――そしてさらに、この1ヶ月間で、私の考え方はいくつか変わってきました。
当サイトをご覧いただいている方の中で、以下の記事内容に違和感をお持ちの方はおられますでしょうか。「いつもの上山の主張と違う」というだけでなく、「それはおかしな主張だろう」という単独の異論・反論も含め。
すでに数万〜数十万人に読まれたと思われる記事ですので、「この記事からどのような印象を受けるか」というのは、単に個人的な問題ではなく、「ひきこもりをめぐる言説がどのようにメディアに登場し、受容・消費されるか」という一事例として、検討価値を持つように思います。
メール・TB・コメント欄等にて、ぜひ忌憚なきご意見をいただけませんでしょうか。
個々の論点についての詳細なお返事は難しいですが、ぜひ今後の参考にさせていただきます。(お返事せずとも、「無視した」わけではありませんので、どうかご理解をお願い致します。)



*1:スタッフの方によると、会場には100人あまりの方がおいででした。

*2:私事ですが、このときの広島訪問・滞在は本当に素晴らしかった。関係者の皆さん、お会いした方々、ありがとうございました。

*3:本当に驚きました