2009-01-31から1日間の記事一覧

「関係の当事者」

支援の対象として、操作できるかのように語られる「○○当事者」。 そう名指される側も、自分をそう名指すことで自分を操作対象にし得る――ナルシシズムの対象に。 しかし、「関係の当事者」として分析的な発言を始めると、自分は「操作対象」ではなくなる。 事…

臓器の形成過程であり、息をする過程そのものとしての「抽象機械(machine abstraite)」

「三脇康生のフィールドワーク」より(強調は引用者):*1 私はここで「からだによる現象学的還元」とはまさに、定常状態を制度分析によって打ち破りながら作動する仕組み、という意味での抽象機械ではないかと考えさせられた。 ガタリがドゥルーズとともに…

正当化のスタイル

「社会が間違っている」という人は、そう語るスタイルが間違っていることを問題にしない。 語ろうとするときのスタイル*1は、正当化のスタイルを体現している。 あなたのその語りのスタイルが、時間のなかで周囲との関係のなかで間違っている可能性がある。 …