2007-08-30から1日間の記事一覧

「分析的な当事者論」としての制度論

「バラバラなあり方を単に肯定する」のではダメだ。 すでに生きてしまっているバラバラさは、単に自由なのではなく、常にすでに一定の制度を生きてしまっている。それは、生きられた制度についての当事者的分析であり、また、一定の権力を生きてしまっている…

分析の前提となる《制度》という概念について

「実存のもんだいと制度の問題は分けなければならない」とよく言われる(宮台真司)。 私はその上で、「個人の主体化のありかた」が硬直していたり不自由だったりすることを問題化したくて、《制度》という言葉にこだわっている。そういう文脈として、以下の…