2006-05-06から1日間の記事一覧

塩倉裕『引きこもる若者たち (朝日文庫)』(朝日文庫)

わけあって再読したのだが・・・ 以前読んだときには、「読んだ」のではなくて、「文字を目で追っていた」だけだったのだと思う(つらすぎて)。 ものすごく細やかな情報や理解がたくさん詰まっている。 1997年という段階*1でこれほどのレベルというのは…

自覚の有無

樋口氏の論文(PDF)では、ひきこもりと準ひきこもりの比較点として、「本人と周囲が問題に気付いているか否か」を挙げている(Table1)。 ひきこもりにおいては本人も周囲も「気づいている」が、準ひきこもりでは「気づいている場合と、気づいていない場合…

羞恥心をあおること

「大学における準ひきこもりという存在」を読んだ人の多くが、「これは自分のことじゃないか」と感じている。 【大量のTB先】、【はてブ】 元になった樋口康彦氏*1の論文は、「非社会的」とされる傾向を「問題」として描き出すことによって、「思い当たるフ…