2005-07-27から1日間の記事一覧

「課題の析出」と、「自分のニーズ」

「発言できる人である」という時点で、私の個人としての属性は、「ひきこもり当事者」の平均像から著しく逸脱している。その意味において、私はやはり、「代表例」のように振る舞うべきではない。活動にしたがって徐々に人間関係ができ、社会的能力を身につ…

「ニーズ」の所在と、説得力

当事者学として、「女性学」が根付き、「ひきこもり学」が根付かない理由は何だろう。女性であれば「当事者」として発言し、活動することに意義が認められるのに、「ひきこもり」ではそれが認められないのは、なぜだろう。――思うに、その当事者性が抱える「…

活動を、「批判」ではなく、「否定」されること

社会的弱者の支援者は、「より弱い当事者」に寄り添おうとする。結果、少しでも発言を試みられる状態になった当事者に対しては、「あいつが発言するから、より弱い当事者が抑圧される」という抗議が発生する(その抗議は、実際に「より弱い」当事者本人やご…