2004-05-26から1日間の記事一覧

無名の恐怖

≪存在≫の焼け野が原で「無名の因幡の白兎」のように生きる苦痛、その空虚感の発作に20年近く苦しめられてきている*1僕にとって、この辺の話はとても致命的です。 「固有名と無意識的な愛」の話がどの程度の射程を持ち得るのか、よくわかっていません。単純な…

疑問など

絶対的な「愛の剰余」にとって、確定記述レベルは本当に関係ないだろうか。 代替可能なレベルで「素敵な人だ」と思う段階を経なければ、愛情には進めないのではないか。 いったん愛情を抱いたあとに、「こんな人だと思わなかった」と「愛が冷める」ことはな…

相対的魅力(特殊性)と絶対的魅力(単独性)

引きこもりの苦しみに、「流動性の高すぎる世界での自意識」が関わっているとしたら、性愛をめぐる考察が何かをもたらしてくれるかもしれない。 「モテと愛のちがい」を考えるうちに、「固有名」論と「無意識的な愛」の話を掛け合わせ、何か雛型を作れないか…

 固有名と愛

ここのところ、過去のコメント欄にとても興味深い投稿をいただいています。 うれしい。 少しずつお返事しますね。 今日は、少し新しい話題を。