2007-04-21から1日間の記事一覧

「解離という戦略」 → 「解離という戦術的無能力」

けっきょくのところ、自分を戦略的に解体することのできない、ひどく頭の悪い状態。 交渉・契約関係の飛び交うバトル・フィールド(社会)に、むき出しで放り出されることに耐えられない。(だから、コドモ扱い*1してくれる大人たちの用意する庇護の中でしか…

寸断恐怖としての、「意識の摂食障害」

ひきこもっている人の意識は、不潔恐怖に苦しむ人のように、いわば「正しく引き受ける」の意味とイメージ*1に支配され、逆に何も引き受けられなくなっている(端的に言えば、葛藤関係の中で途方にくれている)。 自分がバラバラになるのが怖く、硬直した自意…

与えられた生命を、積極的なものに転化すること

みずから望んで生まれてきた人は、この世に一人もいない。 私たちは、自分の生を受け身で与えられたのに、どうしてそれを(当たり前のように)積極的に生き直すことに成功しているのか。――ひきこもりにおいては、この暗黙のメカニズムが壊れている*1。 これ…

「ひきうけられない」――去勢否認と決済

4月13日、「神戸オレンジの会」のスタッフ・ミーティングに参加。 ひきこもりの心的リアリティにとって最も決定的である、「生きていることそのものが引き受けられない」というモチーフ(参照)について、あるひきこもり経験者と話題共有できた。 【「ひきう…