ここでいう制度分析とは

ふつう「制度分析」というと、経済学の「比較制度分析」などが連想されますが、ここでフランスの教育学や精神医療を参照して話題にしている「制度分析」とは、自分のいる場所での、権力関係への当事者的・内在的分析にあたります。 学問的専門性という以前に、着手としては誰にでも取り組める。 家族や職場での役割意識や言葉遣いなど、自分がどう成り立っているか、関係の中でどう機能しているか、それを一歩引いて検討してみること。 自分自身を、場所として分析してみること。
勝手に作った言葉ではなくて、「(仏)analyse institutionnelle*1の直訳として、(文脈としては「精神分析」への対比もあって)すでに流通しているものです。





*1:英語だと「institutional analysis」