『世界の果てまでイッテQ!』「ナウル共和国」(6月24日OA)
資料によると、ナウルは20年前までアメリカや日本を押さえて世界で一番のお金持ち国家!
なんと医療費、学費、税金などがすべてタダという夢のような国だったというのだ。
しかし、現在はその見る影はなくなり、国として立ち行かなくなっていると言う。
実は、ナウルでは現在、失業率の高さが大問題に!
なんと成人男性の90%が無職なのだ!
もともとは、農業や漁業で自給自足の生活をしていたナウルの人々。
しかし今から40年前。リンが肥料の原料として海外に売れることを知ったときから
豊かな生活を求め、リン鉱石を掘って掘って掘りまくった。
そして、その収益を国民全員に均等に分配するという政策により、
1981年。ナウルは国民一人当たりの収入を示すGDPが
アメリカや日本をはるかにしのぐという豊かな黄金の時代を迎える。
もはや国民は働くことを忘れ、海外旅行に外車、そしてグルメと天国のような生活を謳歌したのだった。 (略)
大量に取れていたリン鉱石も、1990年代から徐々に枯渇に向かい、
それとともに国民生活レベルも低下。
2000年に入り、国は破産状態になってしまったのだ。
いずれリン鉱石がなくなることは20年以上前から判っていたのだが・・・
今楽しければいい。その考えが一つの国を破産へと導いたのだった。
「ベーシック・インカム」に関連する話として。