「欲望と関係性はイコール」

斎藤環: 「自発性」が、国策レベルで非常に大きなテーマになっているが、ラカンというフランスの精神分析家は、「欲望は他者の欲望である」と言っている。 欲望と関係性はほとんどイコールであり、人間関係が欲望を生む。

人間関係とは、欲望の絡み合いであり、必ずトラブルが起こる。
トラブルを維持する欲望が維持できなければ、忌避すべき要素でしかない。