雑誌『ビッグイシュー』 第59号 発売中

斎藤環さんと私の往復書簡 「和樹と環のひきこもり社会論」、今号は私で、『「社会参加」という信仰生活』です。 ▼以下、その原稿より。

 ひきこもりの親子関係は、いわば異教徒間の宗教戦争のように見えてきます。 嫌がる人を無理やり社会参加させようとすることは、「無理やり宗教に勧誘する」ようなものでしょう。

これに関連し、先日の「ICCオープニング・シンポジウム」の斎藤環さんの発言から、少しだけ引用してみます*1

 ひきこもりの若者ってのは、一つの特徴として、絶対にカルトには行かないという傾向があって、――自分がカルトですから。 「人なんかアテにしない」という、ある種の健全さがあると言ってもいいかもしれません。

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*1:動画の 1:08:40 あたりから。 ▼これに伴い、以前のまとめを少しだけ変えました。 【「自分カルト」としていたのを、「自分がカルトだから」に。】