鬱と「Aセクシャル」のちがい

先日の自衛隊情報に引き続き、id:anhedonia さんより、「人を性愛の対象としない、もしくは性欲がない」という「Aセクシャル」のサイトをご紹介いただきました。
「女性に魅力を感じる義務はない」というのは、僕にとっては解放感すらもたらす晴れやかな認識ですが、やっかいなのは「鬱」との関係です。
僕も定期的に「女性に興味を感じない」状態に陥りますが、それは実は鬱状態。異性に対してだけでなく、おいしそうな食事や美しい景色もすべてが灰色*1になり、活動的な努力が失われます。 → 「恋愛やセックスにふける必要がない」のはいいとして、「何もできない、楽しめない」は困る。


ウッディ・アレンの映画『アニーホール』のもとのタイトルは“Anhedonia(快感喪失)”でアカデミー賞を受賞しても彼は“anhedonic”だったそうですが、ウッディ・アレン自身はとても活動的な人。
この辺にも何か議論の鉱脈がありそうな…。



*1:よく言われることですが、「色は見えているのに灰色」という変な状態です。