モテ と 稼ぎ

ネット上で人気を博するということは、それだけ文才があっていい仕事をしたということなのだが、そこで「上位1%」に入っても、(バナー広告などもあるけど基本的には)収入はゼロ。
「稼げる仕事」は、それだけ人の役に立っているのかもしれないが、「人の役に立つ仕事」は必ずしも「稼げる仕事」ではない。


前にも書いたが、地域通貨では、参加は簡単であっても、「魅力的な財・サービスを成立させる」ことがきわめて難しい。「魅力的な財・サービス」が成立しないときには、経済活動は完全に停滞する(通貨の存在意義自体がなくなる)。
地域通貨においても、実は待望されているのは「稼ぐ人」=「魅力的な財・サービスを提供する人」であり、それは一般の通貨市場と同じく稀有の存在だ。
「魅力的な存在になる」ことは各人に課せられた難しい仕事だが、「役に立っている人はそれに応じて収入を得られる」ように、評価と収入のメカニズムを決済制度の設計図そのものにおいて変えてしまおう、というのがPICSYだと思う(が、実は僕自身はまだシステムの数学的な構造がよく分かっていない)。


仕事において「モテる」(魅力的で価値のある仕事をする)ことと、それが経済的な報酬を生むということ。
モテる人が稼げるシステムが必要だと思うのだが。