情報処理一元論?

 人間として生きることのすべてを「情報処理」という観点で眺められないか、と考えたんだがあまり意味ないだろうか。
 人間と動物のちがいは「情報処理」のモードの相違、「労働」「思考」という人間特有の現象も「処理」というプロセスの特異性と考えればいい。
 id:hikilink さんの言い分はそれを他者に向けて言っている時点で自己矛盾している――ことを指摘するのはたやすいのだが、その断言の魅力には抗い難いものがある。東浩紀さんの言い分は、派閥やシガラミに苦しんだことのある人間ならばどこかで理想としているはず・・・・というわけでどちらもとても共感してしまったのだった。(ただし、id:hikilink さんが拙著の性的葛藤の記述を評価してくださっていたり、東浩紀さんが人間関係をとても大事にされているように見えるのは、貴重な矛盾として記しておきたい。いや、皮肉じゃなくて。)



*1:斎藤環OK?ひきこもりOK!ISBN:4838714394 第6章「もう人間はうんざりだ」p.254より