2010-05-15から1日間の記事一覧

【参照】: 《対格》について

中山元 「レヴィナスにおける哲学と宗教」より: レヴィナスはこの事態を accusatif という表現で示す。 accusatif とは、対格という文法用語であるが、この用語でレヴィナスは主体の受動性を強調しようとしているのである。 これをコギトという動詞形との対…

居直るのとは別の仕方で

「欲望」「衝動」と意訳されもするスピノザの概念 《コナトゥス conatus》 を検索していて出会った論考: 河村厚 「コナトゥスから戦争へ 〜レヴィナスのコナトゥス批判における「疚しさの欠如」について」 これを読んで、「20世紀のフランス思想というの…