2007-02-18から1日間の記事一覧

島宇宙化と、個人の政治的主体化

「こういう場合には、〜〜するべきなのに」という共通了解は、人によって、世代によって、まるで違っている。 後期近代の「島宇宙化」がもたらす帰結の一つは、お互いの礼儀を尽くした作法がお互いを不愉快にするということだと思う。 場面場面で自分を演じ…

フィールド

既存の意識化のロジックに支配された場では、私は自分のフィールドを立ち上げることができない*1。 自分の努力が維持されない。 社会化のための「約束」のフィールドは、基本的に私を拒否している。 言葉を組織できずからっぽのまま人の間にいるのは、本当に…

文字化と社会化

症候的に反復される強迫的な空虚は、文字化のオブセッションとかかわる。 前提を文字化せずにいられないために、暗黙の共通了解を破壊してしまい、繰り返し反感を買う。 自分を解体するロジックが違う。 つまり、倫理的な模索のスタイルがちがう。

強迫的な空虚

意識のかこつアリバイに耐えられない。 そのことは、震災時の《享楽》と関わる*1。 痛みが関係を立ち上げるべきなのに、日常が痛みを抑圧している。 日常というナルシシズム。 消費しあいっこのフェティシズムが維持する*2。 *1:【参照1】 【参照2】 *2:ブロ…

「暗黙の了解」

私は、「人間関係のための暗黙の共通了解」を維持するのが極端に難しい。 しかしそれが逆に言えば、関係性のロジックを分節化するオブセッションにもなっている。

公正と無意識

無意識の奇矯さに執着する人は、しかし社会的な正しさが問題になると凡庸な正論を言うことがある。 夢の話に夢中になったあとで、「でもひきこもりは最低」。 逆に、社会的な公正さを徹底する人は、無意識という独特の自己解体のロジックを問題にしてくれる…