2004-08-08から1日間の記事一覧

魅惑的「ひきこもり学」?

すごくうれしく、唸らされたのが次のご指摘。 (……)そのために上山さんが文化論、社会論、経済論、コミュニケーション論、精神分析などなど、実に様々なレベルの議論に一人で何役もこなしながら触れるというとても大変な作業をなさっている。 そう、たしか…

認識と実践

「ひきこもりにおいては、幻滅や絶望によって欲望や動機が失われてゆく」という≪認識≫を作る人は大勢いる。 しかし、それへの具体策として「実際に魅惑する」人はほとんどいない。 魅惑に失敗した人間を罵倒する人は、たいてい罵倒相手以上につまらない。 勉…

能動化に必要なもの

「この世を受け入れることができない」 「働くぐらいなら死んだほうがマシ」 という、(幼稚に聞こえるがじつは切実で本気な)問題設定。 幻滅と絶望しかなく、生きていこうとすれば「苦痛は必定だ」*1とすれば、どうやって残りの生を受け入れればいいのか。…

「自己を動機づける」訓練?

私見では、ひきこもりとはある種の「無能力」なので、≪訓練(修行)≫という要因はどうしても外せない。 だが最も本質的な無能力は、おそらく「動機づけられることにおけるインポテンツ」ではないか。 もはやすべてに(少なくとも個人的に)絶望・幻滅してい…

うれしい悲鳴

4日のコメント欄に、chiki(id:seijotcp)さんより、とても真摯なコメントをいただきました(ありがとうございます)。 書き込みをいただいた直後から考えているのですが、なかなかどうも生産的なレスポンスが難しくて(勉強もし足りないし)。 ずいぶん苦し…

 「強度が必要だ」は強度に成功していない

7日・8日と、家族で誕生日を祝ってもらっていました(少し早いのですが)。 36歳。 うかつに年齢のことを考えていると鬱になるので、とにかく取り組める事業案を考える努力を。