生活圏の政治

どんな人間関係を維持するのであれ、その場に特有の「力関係」に苦しむことになる。
この問題から逃げられる人間集団はない。
ひきこもり系の人間は、どこにいても、自分を政治的に成り立たせることに失敗する(家の中であっても)。 ひきこもりの社会復帰支援とは、政治のやれない人間を政治の中に放り込むことに相当する。
サバイバルのためには、自分を組織する指針が要る。 それは、家を出るとか出ないとか以前に、「頭が真っ白になってわけがわからなくなる」という苦痛のために。
経済的自立は、政治的自立の一部分だと思う。