『Shutting Out the Sun: How Japan Created Its Own Lost Generation』

著者: Michael Zielenziger (マイケル・ジレンジガー)氏。 【本人のブログ
たしか2001年と2002年に、インタビュー取材を受けました。 取材対象の経験当事者は複数おられて、本の冒頭には「For Kenji」とあります。
引用された私の発言をざっと読みましたが、誤解や私の責任*1も含め、今後くり返し検証し、考え直す必要がありそうです。 ▼通訳の方を経由して、これほど微妙な話を、どのような言葉で語ればよかったのか・・・。



本の目次を書き抜いてみます。 右側は私の試訳です。

  • Introduction: an adjustment disorder  序章: ある適応障害
  1. "an arrow pointed deep inside of me"  「私の内奥深くに向けられた矢」
  2. broken apart from others  他者たちから引き剥がされる
  3. a long tunnel  長いトンネル
  4. personalities "front" and "back"  事前と事後の性格
  5. three Japanese "LUNATICS"  日本の3つの「異常者」
  6. careening off course  道を外れて
  7. the iron triangle of the psyche  精神の鉄の三角形
  8. the cult of the brand  ブランドというカルト
  9. womb strike  子宮ストライキ
  10. marriage in a homosocial society  ホモソーシャルな社会での結婚
  11. falling off the tightrope  綱渡りからの墜落
  12. rising sun and hermit kingdom  昇る太陽と世捨て人の王国
  13. a completely new value system  まったく新しい価値のシステム
  14. HIKIKOMORI nation and sheltering uncle  ひきこもり国家と「保護するおじさん*3
  15. "a single ray of light"  「一条の光」






*1:オリエンタリズム」「日本の特異性」に回収されるような語り方を、過剰にしていなかったかどうか。 ▼あるいはまた、自分の大切な家族に対して。

*2:参照】。 「2006年6月、『The McClatchy Company』に買収されるまでは、アメリカ国内の日刊新聞32紙のうち、第二位の規模だった」とある。

*3:中身を読んでみるまで意味がわかりません。 とりあえず「職親」を思い出しましたが・・・。