【症状や状態像への呼称が変わる?】

当事者のご家族から:

 息子は昔、(笠原嘉氏の提唱された)退却神経症?スチューデント・アパシー?と診断されたのだけれども、今では「ひきこもり」と言われる。 昔は「登校拒否」と言ったものが今は「不登校」だったり。 そういう≪呼び名がクルクル変わる≫ことに、親も本人もいちいち振り回される。 これはどうしたらいいのか。

誰がどの発言をしたのか覚えてませんが、「スチューデント・アパシーというのは、≪本来すべきことができない≫というニュアンスを含んでいた」という指摘が興味深かった 【そういえば、たしか「(アルバイトなどの)副業はできる」という項目が、カテゴリーの定義に入っていた】。 つまり、最初から呼称に倫理的判断が入っていることになる。