当事者による、当事者のための、・・・・

id:matuwa さんが、「当事者による不登校論」について情報を出されている(さらに我がコメント欄にも)。
こうした「当事者による研究」は、「当事者の知を発信する自前の学問 : 当事者学」*1を目指すんでしょうか。あるいは、自分たちの状況を理論的に分析してみよう、ということなんでしょうか。いずれにしても興味深いし、できれば一緒に成果を作っていきたいです。
もんだいは、「現場の緊張感」と「研究」とのジレンマなのかな。(ある支援施設代表は、「忙しすぎて本なんて書くヒマない」と言っている*2。)


僕自身は、「当事者が情報発信する」という問題についての当事者なわけで、この件については継続的に考えていきます。



*1:『当事者主権』ISBN:4004308607、p.186

*2:『全国ひきこもり・不登校援助団体レポート』ISBN:4939015475、p.26