2007-01-20から1日間の記事一覧

方針メモ

「超自我は攻撃欲動の内面化である」という柄谷行人の指摘。 「二重の再帰性」(宮台真司)――近代という衝動強迫*1――自意識そのものの嗜癖的性格 後期近代では、底の抜けた再帰性が超自我のように機能する。 「二重の再帰性」から、「二重化された無意識」(…

「「無常観」と「死の欲動」」(新宮一成)

「無常観」、それをどんな風に説明すればいいだろう。 国文学者の川端善明氏は、ある訳書の中で「在るものすべてへの絶望的なうとましさ」という表現を用いられた。 精神分析学は、フロイトが一九二十年代に確立した「死の欲動」論という火種を抱えていた。 …