方針メモ

超自我は攻撃欲動の内面化である」という柄谷行人の指摘。
二重の再帰性」(宮台真司)――近代という衝動強迫*1――自意識そのものの嗜癖的性格

後期近代では、底の抜けた再帰性超自我のように機能する。



「二重の再帰性」から、「二重化された無意識」(斎藤環)の問題に向かうこと。 メタとベタを往復する分析衝動(死の欲動が、制度面と心理面に二重化される*2
社会的行為が、つねに「二重化された自由連想」的素材であり、事後的な分析を必要とする失策行為であること。
自意識という「底の抜けた再帰性」のリアリティから、不可避的な「死の欲動」のリアリティに向かうこと



*1:再帰的近代化』 p.134-5

*2:【参照】:「制度論的精神療法」(ジャン・ウリ、フェリックス・ガタリなど)