映画『素晴らしき哉、人生!』*1

1946年、60年以上前の映画。
【以下、ネタバレ注意】


最後の15分は印象的で、このシークエンスの意味は繰り返し反芻する価値がある。 同じ状況が、あれほど意味を変えて見えるとは。
ただ、自分がいなかったことでかえって幸せになっている家族を見てしまったり、自分がいない世界に直面して「やっぱりこれでよかった」としか思えなかったり、ネガティブなパターンも想像できる。 人に直接貢献できる仕事をし、愛し合える女性と結婚していたからこそあり得た展開でもある。
「生まれてこなければ良かった」というモチーフに関して、素材になり得る映画だと思う。 感動する映画として有名で、アメリカでは毎年のようにTV放映されるらしい(参照)。