書評:『「ひきこもり」への社会学的アプローチ』(ミネルヴァ書房)

「ひきこもり」への社会学的アプローチ―メディア・当事者・支援活動

「ひきこもり」への社会学的アプローチ―メディア・当事者・支援活動

http://booklog.kinokuniya.co.jp/ito/archives/2009/05/post_23.html
評者は伊藤智樹氏で、「セルフヘルプ・グループにおける人々の語り」を研究されているとのこと。
私は今、ひきこもりに興味を持つ方に、真っ先に本書をお薦めしています。



慨嘆

古臭いルーチンをこなしていると、「仕事をした」とみなされ、ねぎらわれる。
本気で内在的に取り組んで身を切るような言説生産をすると、趣味と思われる。
「何をすれば仕事をしたことになるか」の判断を、みんながサボっているのだ。